肘固定…

「もうあなたは右手を自由に動かせるようになるのは難しいかもしれません。」






なぜ怪我したか…そう、“ち”の読み通り、スノボ@菅平。
“あず”の読み通り、顔面からいったのかな?


今回は菅平に滑りに行って来た。
ほぼレギュラーがラインも出しながら滑れるようになった。(俺元々グーフィー
スイッチもほぼ完璧、まぁ、まだ上体にムダな動きがあって、微妙ではあるが、
中級斜面でもイケるようにはなった。
まぁ、もうさすがに今シーズンは、腕もこんなだし、時間的にも行くのは無理だろな…


そんな菅平で、最後の一本と決めて滑っていたときの出来事。


あのさ、コースの境目の段差あるじゃんよ?
あれをジャンプ台に見たてて、無理矢理ジャンプしていたんですよ。
まぁ、1秒とか飛んでも、傍から見たら、ただその台に流されているだけだってのわかっていたので
こう本気で飛ぶ練習をしていたのだ。


最後の方で、大分足も疲れていたので、とりあえず加速して、滞空時間を長くしようと、
結構なスピードでジャンプしてみた。視界的に余裕があれば、180〜360を入れてみる予定だった。

360は練習していたが、340しかいかなかったので、高さがありゃできんじゃねぇかな、
とか思っていたし、最後だしやってみようと思ってチャレンジしてみた。


2秒くらいは滞空していたと思う。
滑っている、というか飛んでいる俺にとっては、体感的にかなり長い感じ。


まさに“飛んだ”という表現が適切である。
鳥になった気分だった。


しかし、斜面から斜面へのノーリージャンプ。
まだジャンプ初心者的には、しっかりとしたジャンプ台ではなかったのがいけなかったのだろう…
着地した瞬間に逆エッジったのだろう。
どーんと前のめりに倒れた。


でもEXILEのHEROの歌詞のように

両手広げて〜空にかざ〜そうぉ〜〜♪


と広げていたおいらの両手は、本来体の前に添えて衝撃を和らげるはずが、その
着地→逆エッジ→転倒
という一瞬の出来事に間に合わなかった。


ジャンプでは得意なグーフィーで滑っていたので、右が前。


右から逝った。
手をついたはいいのだが、まだ広げて延ばしていた腕はたたむ前に地面にたたきつけられた。
というか、咄嗟に体を守ろうと手首から先に地面についたのだ。


猛スピード + 体重75kg が右腕にのしかかった。
出発前は、73.5kgだったが、うまい棒とビールの過剰摂取により、体重は増加してしまったようだ。


倒れた瞬間、胸も強打し、3秒ほど呼吸は止まった。


次の瞬間、視界入ってきたのは、ウェアに包まれてはっきりしないが、
明後日の方向を向いている右腕。そして右腕は痛くて動かない…


うぉ、やべぇ、やっちまった…


…折れた。


俺はつぶやいた。
だって、右腕が逆に曲がってるんだもん…元々延ばして10度くらい余計に逆方向へ曲がる俺の腕だが、
明かに逆に60度くらい行ってはいけない方向へ曲がっていたのである。


とりあえず、起き上がるために使いたいが、その腕じゃあ使えねぇ…


左手で体を支えながら半分体を起こしつつ、心の中で右腕に念じつづける。


戻れ、右は今やるのはまずいんだ!戻ってくれ!!


必死に叫びながら、力をぐっと入れてみる。

次の瞬間、


ピキッ、ガゴン!


という音と共に、右腕がとりあえずまっすぐに戻った。


とりあえず動かしてみる。


動いた。


「あれ?え?折れたらでも動かないんだよなぁ…折れてないかもしれない♪」


骨折したら動かない、という一般論を半信半疑で、動く指先を見ながら、
脱臼しただけかもしれない、大丈夫であってくれ!
と心の中で唱える。


そしてとりあえず近くの病院で相談した結果、多分折れてないから、
次の日以降必ず病院に行ってくださいと言われる。
とりあえず湿布も何も貼ってなかったから、埼玉まで戻ってきて、デパートで湿布を購入。


すると薬局のおっちゃんが

「脱臼は、髄液が流れてる可能性があるから、直後放置すると、そのまま腕が固まって
 動かなくなる可能性がるよ。」

といわれて、血の気がひいた俺は、すぐさま病院へ。


先生「いーなー、スノボ、どこ行ったの?」
俺 (若干動揺して、菅平とすぐさま出てこなかった・・・)
先生「そんな緊張すんなよ、普通に動いてるし、多分大丈夫だと思うけどね、一応レントゲン撮ってみようか。」

レントゲン撮影。
先生に渡す

先生「ちょっとねぇ、Bad Newsだよ…」
俺 「え?」
先生「骨折しちゃってるねぇ…」

血の気がサーッと引いた…


なんか骨が欠けていた…
剥離骨折と診断された。


筋肉を引っ掛けている骨の部分が多分外れた時に折れたと思われる。


まぁ、冒頭に書いたコメント言われないでよかったです、ホント(^o^)


その病院でも、今日の診察でも、
「手術が必要になるかもしれないけど、多分大丈夫だと思うよ。まぁ、しばらく様子見だね。」
と言われました☆
とりあえず、1〜2週間腕固定して様子見って感じ。
まぁ、今も普通に両手でタイピングしとるし、昼は普通にペン握っておりました♪
いやぁ、これで勉強に逆に集中できますわw
俺、固定しないとムダに動かしそうだから、ってことで、先生が無理矢理腕固定しやがった感じですw


昔両肩を診てくれてた先生ではなかったのだが。
なんか、最近の先生ってのはみんなムダにフレンドリーですなぁ。
看護婦も、色々こう身辺状況聞かれたw

「しかし、前もスノボだね、何?プロ目指してんの?」

看護婦に聞かれた。まぁ、プロも悪くないなと思ったり思わなかったり・・・w


とりあえず、脱着可のギブス?あて木?だし、腕も臭くならないですみそうだ。
既に脇の下がいい感じに臭ってきているので、明日辺り取り外してみるとしよう。
一人で付けるの大変だから、だれか手伝って☆


あ、しかも今回のは、“脱臼”ではなく“あ脱臼”だったらしい。
ホントに脱臼すると、自分の筋肉で無理矢理入れることは不可能なんだとさ。
ということは俺は今まで完全に脱臼したのは、右肩の1度だけってことか…
あの時は舞子だったっけ?
まぁ、もうやりたくねぇっすわ…
まぁ、でもグラトリ、ジャンプはやりつづけるんだろうから、危険はつきまとうんだろうな。
プロテクター買おっと。


というわけで、コメントで心配してくださった皆さん、多分、大丈夫です。
心配してくださってどうも♪