あまりの金欠でまたテレビ…

あ、今日は長い愚痴だから気をつけてww

当日支払いバイト、昨晩23時に電話かってきたので思わず引き受けてしまった。
だって、仕送り遅れて、財布400円だったんですもん…
みんなで山奥で遭難者を捜索するっていうドキュメンタリー番組「奇蹟の扉!テ●ビ朝●
2月6日放送分の撮影でした。
もうすぐだね。

引き受けた時点では、詳しいことはわからないけど、とりあえずみんなで誰かを探すらしい。


あぁ、鬼ごっこのサバイバルバージョンというか、シュミレーションね。


最低5千円は支払われます。


おもろそうだし、いっすよ、と引きうける。


六本木ヒルズの中にあるあそこに06:45集合となかなかハードなもの。
撮影は茨木の山奥。
どうせドキュメンタリーのやらせだろうな、って思って、当日支払いということもあり、つい引きうけてしまった。


そんでもって、ロケバスに乗り込む。
今日のスケジュール表を渡される。
そこにこう、注意事項が書かれていた。


“遺体を見つけたときの注意点”
・見つけたときは、現状維持。遺体に触らないこと。
・大げさに騒がず、手を合わせて班長に連絡すること。
・近くにご家族がいるため、「うわぁっ」とか「気持ち悪い」など不謹慎なことを言わない。


・・・


はい?遺体??聞いてないんですけど…


ちなみにこれ渡されたの、ロケバスに乗せられたあとね。もう高速乗って、途中下車不能の状態…
ふざけんな!!まぐろ処理かよ!!

現地到着。
リアルに説明された言葉を再現。
「おはようございます。皆さん、今日は12月10日に行方不明になったの深夜に失踪した女性●●●●さん、年齢28歳の捜索をしてもらいます。
 靴、靴下、は減っていなかったので、裸足で歩いていった模様です。
 貴重品類、携帯電話、財布、パスポートなどの身分証明書などもそのままだったので、手ぶらで行った模様。
 服装は斑点模様の灰色のパジャマ。ですので、木などにパジャマの切れ端などがあったら、即座に班長に報告してください。
 何か気がかりなこと、空き缶でもなんでも関係ないだろうと思うもの、全て報告してください。
 早期発見の手がかりになる可能性がありますので。
 今日はローリング作戦で、みんなで最初の裏山をつぶし、その後A〜Dチームに分かれて捜索します。
 手に探索棒、スコップは持ちましたか?
 それでは、ご家族のタメに、精一杯頑張っていきましょう。」
 

ろくになんの説明もなしに捜索開始。
なんか先週は人数少なくて失敗したらしい。
今回は約40人。予定としては80人を想定していたらしいが、集まらなかったそうだ。
なんか遺族(まだ亡くなっているかどうかわからないから、家族か…)は多分先週と同じメンバーが大半だと思ってたんだろうね。
それもあってあいつらも説明しなかったんだろうな。

今こうネットで見たら、しっかり載っておる…


一応これまず全部説明してからやれよなぁ…
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そんで闇雲に捜索開始。
「横一列に並んで、そのまままっすぐ前進してください。」
等間隔に横一列に並び、同じ速度で一掃していく作戦だ。
まず最初にこう道なき道の、捜索が始まる。
まず藪を掻き分けて進むこと4歩…大きな木…通れない。
でも俺は言われた通り大木以外の木は手に持ったスコップでなぎ倒し、頑張って進んでいく。
10歩目あたりで、ふと横を見ると、いない。
「頑張って向きを変えずに進んでください。」
へい、頑張ってますよ。
でもふと周りを見ると、俺の後ろに一列に3人いた。
・・・いやいや、もうちょっとテメェで頑張っれよ・・・


そもそも裸足のパジャマ姿の女性が、12月のくそ寒い夜中に、そんな竹やぶやらを掻き分けて行った…
という想定であるはずなのに、どう見ても人が通った形跡のない場所をひたすら探す。


まぁずっとそんな感じ。
途中でかい穴とかあったら逐一みんな集合。
「これ、人が入れるなぁ、明かに自然にできた穴ではないな、人工的なものだ!中を見てみよう!」
いやいや、失踪してまだ数ヶ月しか経ってないのに、なんでその穴が怪しいんだよ…
そもそも殺人の線で考えるなら、埋めてあるとこを掘り返すべきで、もう穴になっているとこ探しても意味なくね?

と俺はぼやく。ディレクターはこういう。
「いや、これは怪しい、かなり深いし。」
まず何がおかしいって、人が5人くらい入る穴。掘ったにしても中の掘り土はどこにもない。
どう考えても木の根っこが腐って土吸収して、腐敗して地盤沈下したって感じ。
「どう?何かあるか!?」
必死なディレクター。頭悪すぎ。
まぁ、テレビ的にはこういう熱い捜索っぽいのがうけるんだろうねぇ。
その後もずっとそんな調子。


途中藪で、捜索隊の一人がはぐれる。
左後ろの方で声が聞こえた。

そいつ「待ってくださーい」
班長 「こっちにこーい」
俺の横にいたバカ「あ、あっちの方で声聞こえたから、あっちにいるんじゃないですか??」

口に出さなくてもみんなそっち向いてて、わかってるんですけど…


んでその遅れてきたやつ
「僕ら、タレントですよね?なんでこんな扱いうけてるんですかねぇ、きつすぎます。」
と俺に言ってきた。
はぁ?タレント?バカじゃねぇの?素人の使いまわしに決まってんじゃん。
そもそもこの事務所、エキストラバイト派遣だし、タレントなわけねぇだろ…
自意識過剰にもほどがあんぞこの脳タリン!

俺のストレスももう限界。
ずっと不機嫌でした。


捜索開始から4時間、昼休み。そんでその後1時間後。
「なんか占い師のゲイルが
 “もう多分生きてはいないと思うが、竹と松の隣接しているところに感じる”」
 と言っていたので、松の木を探しながら頑張りましょう。」


えぇ!?占い師っすか…ってかなんでそれ最初に言わないの?お前ら知ってただろ…言えよ…
捜索開始からもう6時間経ってるんですけど…


んで日が暮れてきて最後の方。
「おい、●●、お前裸足で歩いてみろ。」
ディレクターの下っ端が裸足で歩く。
「どうだ?歩けるか?」
「歩けないこともないっすけど、やっぱ女性じゃこの坂とか、ちょっと痛いし無理っすね。」


そもそもおまえらさ、12月のくそ寒い時期にパジャマ一張で裸足でずっとそこまで歩いていける時点でさ、
まともな精神状態じゃないってことをなぜ考えない?そもそも死のうとしている人間だったとしたら、
痛さとか考えない可能性あるし。
大体さ、“女じゃ無理だなぁ”とかいう発言をしている時点でおかしい。
お前らは全ての女より運動神経上なのか?崖もろくにのぼれねぇやつらばっかだったし…
あぁ、ホントうぜぇ

ずっと不機嫌だった俺。


まぁとりあえず煙草の箱を見つけてやった。
普段吸っていた銘柄と違ったんだけど、煙草すう人だったらしいので、ちょっと有力な手がかりになったかもしれない。


いやぁ、どんな教育を受けてきたんだろ、この人達…っていう人々を目の当たりにできて、
真面目に勉強しなきゃなって気分が増幅されて、いい経験でした。
いや、俺がまともかどうかはさておき、やっぱおかしいよ、あれらは。

みんなテレビに出たいやつらでした。
一人こう、俺と同じ、当日支払いに惹かれて来たやつがいたけど、そいつはやっぱまともだった。
やはりある程度金に貪欲にならないと、まともな人間って形成されないのかしら…


給与の領収書5555円、でも源泉徴収で5千円ジャスト…
割、悪すぎです。本多芸●の方が全然割いい…
ホントテレビはやらせのくそですな。


まぁでもこう実際行方不明になっていたので、こう文句を言ってしまうと申し訳ないのだが、
遺体はなかったからといって、生きている可能性は高いわけではないと思うし、
俺は多分あのジョンウィルにまたこう拉致されたんじゃねぇかな?って思ってます。
普通に考えて、パジャマしか着てないんだから…


あ、ちなみに
    朝  帰宅後
体重  76.6→74.5
体脂肪 24.3→20.5

いやぁ、疲れた…ってか、精神的に疲れた…それにしても、やっぱちょっと体重増えてるなぁ…まずい…